2次補正予算案を閣議決定
2次補正予算案を閣議決-2008年12月20日、2008年度第2次補正予算案を閣議決定。なお、第1次補正予算は9月29日に福田内閣によって「安心実現のための緊急総合対策」として閣議決定された。
補正予算とは、当初予算を年度の途中で修正するために編成する予算のことで、経済対策や大規模災害対策として組まれる。実施は2002年以来6年ぶり。
当初より麻生首相は、金融機能強化法案が通って初めて2次補正が組めると明言。金融機能強化法案は、12月12日午後に衆院本会議で、11月6日に衆院を通過した修正金融機能強化法案を再可決したことにより成立した。
10月に決定した追加経済対策と緊急雇用対策に4兆7858億円を当てる。
財源は、財政投融資特別会計の積立金から4兆1580億円、地方公営企業等金融機構の納付金3000億円などを繰り入れ、建設国債を7360億円の追加発行する。
追加経済対策のうち定額給付金事業のために約2兆395億円、高速道路料金引き下げのために5000億円などを盛り込んだ。
また、金融安定化策は銀行への融資枠を20兆円にするなど、総額33兆円規模となる。
税収は景気悪化の影響で7兆1250億円減額修正し、歳入不足の大半を赤字国債で埋める。